研究課題/領域番号 |
17K18957
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
|
研究機関 | 産業技術大学院大学 |
研究代表者 |
飛田 博章 産業技術大学院大学, 産業技術研究科, 教授 (30736062)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 防災・減災 / 3次元造形 / ナビゲーション / モバイルアプリケーション / ビーコン / 室内位置測位 / 3点測位 / 方向提示手法 / モバイルアプリ / 屋内・屋外誘導 |
研究成果の概要 |
道案内を行うサービスは広く使われているが、進む方向は、デジタル表示された地図と実際の風景を頭の中で統合して決めるため、緊急時など情報の詳細を見る余裕の無い際の用途には向いていない。本研究では、指モデルを使った直感的な方向提示手法を実現し、実験により有効性を明らかにする。携帯電話に取り付けた指モデルが進む方向を指し示すので、従来の地図による平面的な歩行者誘導に加え、屋内での階上・階下への誘導も同じ手法で行うことができる。研究期間内に、指モデルによる誘導手法を実現し、避難誘導における有効性を実験により明らかにすることで、防災減災のための新しい情報機器の創生に寄与することが期待できる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
携帯電話による歩行者誘導を避難誘導に適用し、有効性を検証した例はない。既存の誘導手法がデジタル画像を使った屋外での誘導を対象としているためである。提案手法では、指モデルは前後、左右及び、上下の方向提示を行えるので、デジタル画像による前後及び左右の平面的な移動に加え、上下の動作により階上・階下への指示も行える画期的な手法である。屋外の道案内は平面的に行えるが、建物内は階段を使う誘導が必要になる。提案手法では、屋内・屋外の歩行者誘導を同じユーザインタフェースで行える点に特徴を持ち、システムを実現し有効性を検証することは学術的に非常に意義が高く、地震や台風等の自然災害が多い日本においては重要となる。
|