研究課題/領域番号 |
17K19010
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
化学工学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
清水 一憲 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (70402500)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 再生医療 / バイオテクノロジー / 生物・生体工学 / 生体機能利用 / 細胞・組織 / 再生医学 / ストレス / 移植・再生医療 |
研究成果の概要 |
本研究では、高濃度アミノ酸添加溶液を用いた未分化iPS細胞の選択的除去手法の開発と細胞応答メカニズムの解明を行った。複数の未分化iPSCsや分化細胞としてヒト初代細胞、iPSC由来分化細胞を用いた。濃度や曝露時間を変えて実験を行った結果、1.2 mol/lのL-アラニンを添加した培地に2時間曝露することで効率よく、未分化iPS細胞を選択的に除去可能なことを見出した。様々な培地成分やL-アラニンの異性体、温度、エンドサイトーシスの阻害剤を用いた実験を行い、細胞応答メカニズムの仮説を提案するに至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトiPS細胞由来分化細胞を用いた再生医療の実用化が期待されている。現在の分化誘導技術では、移植用iPS由来分化細胞群に未分化iPS細胞が一部残存する。未分化iPS細胞を移植するとテラトーマを形成する可能性があるため、残存する未分化iPS細胞を効率よく選択的に除去する必要がある。本研究で開発した技術を用いると、未分化iPS細胞を安価に迅速に効率よく除去することができることから、本技術はiPS細胞を用いた再生医療の実現に寄与すると期待される。
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