研究課題/領域番号 |
17K19015
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
化学工学およびその関連分野
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
外輪 健一郎 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (00336009)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 蒸留 / 単位操作 / プロセス制御 / 化学工学 / 省エネルギー |
研究成果の概要 |
圧力駆動型蒸留システムは新しい形式の分離装置である。これまでにシミュレーションによって分離性能および消費エネルギーの評価が行われてきた。本研究では実際に圧力駆動型蒸留システムを構築し、実験によって分離性能を評価した。各段の蒸気および液をサンプリングし、分析した結果、各段の組成がほぼ平衡組成となっていることが確認された。また当該システムの制御システムの設計について検討を行った。圧力駆動型蒸留システムは多数のコントローラを必要とするがそれらの干渉は小さく、安定に運転できることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
蒸留は多大なエネルギーを消費する分離技術であり省エネルギー化が課題となっている。本研究でテーマとする圧力駆動型蒸留システムは新規な蒸留技術であり理論的検討によってエネルギー効率が高いことが示されている。本技術が活用されれば、大幅な省エネルギー化を実現できる可能性がある。本研究では実用化を目指し、実際に圧力駆動型蒸留システムを構築して実験的に分離性能を検証したところ、十分な性能を示すことが明らかとなった。また、シミュレーションによってこのシステムの動特性についても検討し、安定な運転が可能であることも確認した。
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