研究課題/領域番号 |
17K19022
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ナノマイクロ科学およびその関連分野
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
山口 央 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 教授 (10359531)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 酵素センサー / BSAゲル / メソポーラスシリカ |
研究成果の概要 |
本研究では,BSAヒドロゲルと脂質二分子膜の特性を組み合わせた『高感度・高ダイナミックレンジな酵素センサー』を新たに設計し,次世代の非侵襲的酵素センサー開発を第一の目的とした。さらに,設計するセンサー系を応用し,新しい『基質応答型の薬物放出システム』の創出を第二の目標とした。前者については,目的とするだ液や尿中グルコース計測が可能な検出限界,繰り返し再現性を持つセンサー開発に成功した。後者については,グルタチオンの添加による明瞭な薬剤放出挙動を示すシステムの構築を達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
簡易診断技術は予防医療・テーラーメイド医療の進展を支える基盤技術の一つである。酵素センサーは,酵素の基質選択的触媒特性を利用した信頼性の高い簡易診断技術であるが,センサー応答(感度・ダイナミックレンジ)や長期安定性に関する技術的障壁がある。本研究では,適切なナノ材料を複合化したセンサーを開発し,実用化への展望を実証することができた。また,用いた複合材料については,ガン治療などで開発が進む薬物送達システム(DDS)への適用性も確認された。
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