研究課題/領域番号 |
17K19026
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ナノマイクロ科学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
河野 行雄 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 准教授 (90334250)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
|
キーワード | テラヘルツ |
研究成果の概要 |
テラヘルツ(THz)帯の光子エネルギー(meV)は、様々な固体中電子や格子の励起エネルギー、高分子の振動や分子間相互作用に対応する重要な領域である。そのため、THz技術は、物質科学・生命科学の強力な計測ツールとなることが期待されている。ところが、光領域と電波領域に挟まれたTHz帯は、幅広い電磁波帯の中で他帯域に比べると発展が遅れており、特に可視光に比べて2,3桁波長が長いため(数百μmのスケール)、THz波計測によるナノセンシングの研究は未確立である。本研究では、THz波の局所集光並びに高感度信号読み出しを達成し、金属、半導体、高分子の詳細な物性解析が可能となった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電磁波の幅広い周波数帯の中で、テラヘルツ(THz)帯の計測技術は光領域と電波領域に挟まれているため、他帯域に比べて成熟していない。本研究から、THz波の波長よりも小さなナノスケール領域における分析が可能となり、様々な材料の詳細な観察・解析に適用できる。今後の物質・生体分析に向けて新たな応用可能性を示した点に意義がある。
|