研究課題/領域番号 |
17K19032
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ナノマイクロ科学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
内田 幸明 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (60559558)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 反応 / 液晶 / エマルション / カプセル / 物質拡散 |
研究成果の概要 |
本研究では、液晶マイクロカプセル (MC) のnL反応器としての機能を利用したマイクロ物質流通システムの実現を目指して、化学発光強度の経時変化を測定することでMCのシェルにおける物質拡散を定量的に求める方法を確立し、液晶における物質拡散の異方性を明らかにした。また、高効率液晶MCレーザー発振器や、高粘度・高融点のスメクチック液晶を用いた液晶MCなど、液晶MCライブラリーの構築を行った。さらに、液晶MC配列の足場として、種々の機能性の規則性多孔体の形成法を発展させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた物質拡散を定量的に求める手法を用いると、あらゆる液晶相の物質拡散の異方性を議論できるようになるほか、ゲルやコロイド分散液などの様々な流体MCについても同じ手法が適用可能になることが期待される。また、今後、液晶MCのライブラリーの利用が考えられる。例えば、反射色が温度依存性を示すフォトニック液晶を用いれば、反応中に反射色で反応熱を観測することが可能なマイクロリアクターとして利用できると考えられる。
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