研究課題/領域番号 |
17K19038
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ナノマイクロ科学およびその関連分野
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研究機関 | 福井大学 (2019) 高知工科大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
榎波 康文 福井大学, 産学官連携本部, 客員教授 (90377474)
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研究分担者 |
末 信一朗 福井大学, 学術研究院工学系部門, 教授 (90206376)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 生体レーザ / 単一細胞観測 / マイクロ共振器レーザ / 緑色蛍光微粒子 / リポソーム / 疑似細胞 / 一分子観測 / 蛍光タンパク質 / マイクロ共振器 / 緑色蛍光タンパク質 / 生体レーザ発振 / 光導波路 / マイクロキャビティレーザ / 細胞内レーザ発振 / 生体観測解像度 |
研究成果の概要 |
マイクロ共振器内部に緑色蛍光微粒子を導入するためにリポソームを使用して実験を行った。リポソームは脂質二重層からなる閉鎖小胞であり、生体膜モデルなど利用されてきた。リポソームとは細胞を構成する有機物の中で細胞膜や生体膜の構成成分であるリン脂質を用いて水中で作製可能なカプセルであり、真球に近い形状とすることができる。リポソーム内部に緑色蛍光微粒子を含有できるためマイクロ共振器型生体レーザに適したものであることを見いだした。波長488nmレーザを用いて本リポソームに照射しリポソーム疑似細胞からの緑色蛍光測定を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体細胞を用いた生体レーザ研究は挑戦的でまだその実証例が十分になされていないことにより更なる実験と計算が必要であるが、リポソームが微小共振器を構成する微小球として有望な候補であることを見出した。さらにリポソームを用いた緑色蛍光測定を行ったことから今後の最適化により生体レーザ発振実験へと展開可能であることも見出した。実験再開できる時期までは計算等を主体に行い将来へと発展させる。
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