研究課題/領域番号 |
17K19040
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ナノマイクロ科学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
根岸 雄一 東京理科大学, 理学部第一部応用化学科, 教授 (20332182)
|
研究協力者 |
青木 麻里花
渡邉 誠一朗
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
|
キーワード | メタン / メタノール / 変換 / 光触媒反応 / 金属クラスター / 助触媒 / 光触媒 / 微細金属クラスター / 合金クラスター / 精密合成 / メタン変換 / 触媒活性 / 高活性化 |
研究成果の概要 |
メタンは、天然ガスとして利用することに加えて、石油の代替品として期待されるメタノールに変換して利用することも可能である。そこで、温和な条件下でメタンをメタノールへと直接変換することが可能な、光触媒反応が注目を集めている。本研究では、こうした反応に対して有効な光触媒として報告のあるメソポーラス酸化タングステン(m-WO3)に対して、1 nm程度の、様々な金属種から成る微小金属クラスター担持させることで、メタンをメタノールへと高効率で変換させることに成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再生可能エネルギー社会の実現に向けて,メタンをメタノールへと変換する技術は今後も確実に進歩してゆくと思われる。しかしながら,ブレークスルーの創出には,専門家による継続的な努力に加え,専門分野を超えた学際的な研究が必要になる。申請者らは,金属原子の凝集を原子レベルにて制御するという,いわば,無機ナノ物質に対する極限的なナノテクノロジーを確立している。本研究では,こうした技術を触媒分野に導入することにより,触媒活性を向上させることに成功した。こうした異分野横断研究は,ブレークスルーの創出につながり,夢の触媒材料の実現を大きく加速させるものと期待される。
|