• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ベータタングステンにおける巨大スピン流と超伝導

研究課題

研究課題/領域番号 17K19049
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 応用物理物性およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

林 将光  東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (70517854)

研究協力者 河口 真志  
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワード超伝導 / スピン軌道相互作用 / タングステン / スピン流 / スピンエレクトロニクス
研究成果の概要

本研究は大きなスピンホール角と比較的高い超伝導転移温度を持つA15構造タングステン(beta-W)を用いて、常伝導時のスピンホール角と超伝導転移温度の関係を明らかにすることが目的である。本研究では、炭素を50%程度含有する炭化タングステンやMoN/Wの2層膜などの超伝導転移温度を調べ、スピン軌道相互作用が大きく、超伝導温度が高い物質の開発を行った。特にMoN/W2の2層膜では、超伝導近接効果を利用して、8K程度の転移温度を得ることに成功した。また、W単膜(厚さ3nm)の超伝導特性を調べ、超伝導のコヒーレンス長が7-14 nm程度であることが明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、スピン軌道相互作用が大きく、かつ超伝導転移温度が液体ヘリウム温度(4.2K)よりも大きい物質を開拓することに成功した。これにより、スピン軌道相互作用が大きい超伝導物質へのスピン流注入やスピン流生成に関する実験が可能となる。また、ベータ-Wの面内臨界磁場が大きく、超伝導のコヒーレンス長が7-14 nm程度であることがわかり、大きなスピン軌道相互作用を有する物質における超伝導特性の知見が得られた。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 非局所スピンバルブを用いたタングステンスピン伝導特性2017

    • 著者名/発表者名
      河口真志、大森康智、木俣基、大谷義近、林将光
    • 学会等名
      第72回物理学会秋季大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [備考] 研究室ホームページ

    • URL

      http://qspin.phys.s.u-tokyo.ac.jp/jp/index.html

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-07-21   更新日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi