研究課題/領域番号 |
17K19068
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用物理工学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
岡本 聡 東北大学, 多元物質科学研究所, 准教授 (10292278)
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研究分担者 |
加藤 剛志 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (50303665)
北上 修 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (70250834)
菊池 伸明 東北大学, 多元物質科学研究所, 助教 (80436170)
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研究協力者 |
佐藤 利江
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | skyrmion / スピンダイナミクス / 多値メモリ / DMI |
研究成果の概要 |
本研究では、トポロジカルスピン構造の一つであるskyrmionを利用した新規多値メモリ素子の提案を行うことを目的に研究を行った。まずシミュレーションをベースにskyrimionが安定に生成されるための条件を決定し、その条件の下で磁気ディスクへのマイクロ波を使ったskyrimionの生成・消去手法が可能であることを実証した。次にGdFeCoアモルファス合金薄膜用いた素子を作製し、マイクロ波に対する磁化応答を検出する実験を行った。実験的にskyrimionを確認するには至らなかったものの、マイクロ波による磁化反転など基本動作原理の実証は確認することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
skyrmionは近年、大きな注目を集めているトポロジカルスピン構造の一つであり、これを基にした新規多値メモリの原理実証を行った。シミュレーションによって、skyrmionのマイクロ波に対する挙動を計算した結果、磁気ディスク内にskyrmionの生成・消去が可能であることを示すことができた。さらに実験により、マイクロ波応答に対する基本動作原理の確認をすることができた。
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