研究課題/領域番号 |
17K19092
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
原子力工学、地球資源工学、エネルギー学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
金子 雅紀 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 主任研究員 (80633239)
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研究分担者 |
辻村 清也 筑波大学, 数理物質系, 准教授 (30362429)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | メタン生成アーキア / メタン精製補酵素 / 電気化学 / メタン生成 / メタン生成補酵素 / 生物電気化学 / バイオガス |
研究成果の概要 |
本研究はメタン生成アーキアが特有に持つメタン生成の鍵となる補酵素F430の活性を電気化学的に制御し、メタン生成触媒として用いることで新たなバイオガス生産システムを創製することを目的とする。当該研究期間中に、メタン生成菌より抽出・精製した補酵素F430を炭素電極上で還元することに成功し、生体内で起こるCH3-S-CoMのメタンへの変換と類似の反応を再現することに成功した。また、補酵素F430単体では、生体内基質以外にもアルキルチオホスホン酸、ジアルキルスルフィド、アルコキシ化合物、ハロゲンカルキルなど多様な炭素化学種が作用するという未知機能が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成功は、「太陽エネルギーを化学エネルギー(メタン)に変換する技術の創出」と従来のバイオガス生産システムに置き換わる革新的メタン生成システムの創製を意味する。わずか10kgの補酵素F430で年間最大160万トンのバイオガス生産が可能になり、我が国のエネルギー自給率向上と持続可能な社会の実現への貢献につながる。
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