研究課題/領域番号 |
17K19116
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
有機化学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松尾 豊 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任教授 (00334243)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | アクリダン / アクリジニウム / クロミズム / メカノクロミズム / 有機半導体 / 色素 / 刺激応答性材料 / フルオレン / 感圧材料 / 配座変化 / コンフォマー / フルオレニリデン / 分子性固体 |
研究成果の概要 |
機械的な刺激に応答して吸収色を変えるフルオレニリデン-アクリダンを合成した.見た目の色が変化する機序を分子のコンフォメーション変化に由来するものと特定し,それらは固体のモルフォロジにより制御されることを明らかにした.また,折れ曲がり型とねじれ型の二種類のコンフォマーについて,両方ともX線結晶構造解析によりその構造を明らかにした.それにより,吸収色が電荷移動吸収のON, OFFにより変化していることを明確にした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
機械的刺激や圧力により見た目の色が大きく変わる材料は世の中にあまりなく,押すと黄色から深い緑色に変わる分子を新たに創製した.感圧紙や歯科医で用いられる咬合紙では圧力があるとカプセルに封入された色素が外に出て色がつくが,この分子では分子の形状が変化して分子のみで大きく色が変わる.そしてこの時,電気の流れやすさも変わる.このような特異な性質を利用して,圧力センサーなどへの応用が期待される.
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