研究課題/領域番号 |
17K19149
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子、有機材料およびその関連分野
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
石曽根 隆 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (60212883)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 定序性高分子 / アニオン付加反応 / リビングアニオン重合 / 非重合性ビニル化合物 / 低重合性ビニル化合物 / 末端官能基化ポリマー / 鎖末端 / 1,1-ジフェニルエチレン類 / アニオン重合 / ビニル化合物 / ポリマー鎖末端 / 求電子性 / 求核性 / 高分子合成 / 末端官能基 / 相分離構造 |
研究成果の概要 |
本研究では、アニオンリビングポリマーと、電子供与性や電子求引性の官能基を有する1,1-ジフェニルエチレン誘導体やαーフェニルアクリル酸エステルや、α-フェニルアクリルアミド類などの非重合性ビニル化合物のリビングアニオン付加反応を用いて、鎖末端に2-4ユニットのモノマー配列(シーケンス)を制御した構造を有する高分子を合成することに成功した。非重合性ビニル化合物は単独重合を起こさないが、アニオン種と1:1の付加反応を起こして、新たなアニオン種を再生でき、さらに別種のより求電子性の高い非重合性ビニル化合物と反応させることで、連続的に様々なシーケンスを構築することができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
酵素やDNAなどの生体高分子の中には、厳密なモノマー配列(シーケンス)を持つ定序性高分子が知られているが、高分子の合成においてシーケンスの制御は重要な課題として残されている。本研究では、1,1-ジフェニルエチレン誘導体やαーフェニルアクリル酸エステルや、α-フェニルアクリルアミド類などの非重合性ビニル化合物のリビングアニオン付加反応を用いて、鎖末端に2-4ユニットのシーケンスを制御した構造を有する高分子を合成することに成功した。連鎖重合機構でシーケンスの制御に成功したことは非常に重要であり、本研究の特徴を強く表している。
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