研究課題/領域番号 |
17K19151
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子、有機材料およびその関連分野
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
間中 孝彰 東京工業大学, 工学院, 教授 (20323800)
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研究分担者 |
田口 大 東京工業大学, 工学院, 助教 (00531873)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | キラル / 円偏光 / キラリティ / ポリジアセチレン / 円偏光重合 / 高分子構造・物性 / 電子・電気材料 |
研究成果の概要 |
分子の鏡像同士が重ならない性質を表す分子キラリティの電子的応用を検討し、キラル性を持たない分子に、レーザー光を用いた多光子励起で、キラル性を誘起することができた。また、キラル性誘起のメカニズムを検討するた、誘起されるキラル性の重合波長依存性を検討し、モノマーの吸収波長の前後でキラル性が反転することがわかった。これは、光照射で生じた電子分極と、円偏光電場との相互作用によって、キラリティが誘起されることを示す結果と言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究は、まだ端緒を得た段階ではあるが、円偏光によるキラル性誘起メカニズムへの理解は、電子的応用のみにならず、例えば生命のホモキラリティを議論する上でも有効と考えている。また、今後作製したキラル薄膜のインダクタンス測定を継続し、ナノインダクタ成分を検出することで、例えば、ナノインダクタの印刷法による簡易作製に繋げることができる。
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