研究課題/領域番号 |
17K19156
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子、有機材料およびその関連分野
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
赤木 和夫 立命館大学, 総合科学技術研究機構, 教授 (20150964)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | キラル液晶 / 選択反射・透過 / 共役ポリマー / 光キラル分割 / 円偏光発光 / キラリティー / 温度依存性 / キラルスイッチング / 選択反射 / キラル分割 |
研究成果の概要 |
キラルネマチック液晶が有する選択反射・透過の性質を利用して、ラセミ体二置換ポリアセチレン誘導体の蛍光を光学的にキラル分割して、左右の円偏光発光に変換し、さらに、温度変化により円偏光発光のキラルスイッチングを実現した。 次に、タンデム型三層キラル液晶セルを新たに構築し、白色発光性のアキラル共役コポリマーと組み合わせることで、赤緑青(RGB)三原色の円偏光発光を発現させ、その円偏光性をも制御できるキラルプリズムを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
キラル液晶の選択反射・透過能を用いて、アキラルまたはラセミ体の共役ポリマーの発光を円偏光発光に変換し、さらに円偏光発光の非対称性因子(gファクター)を理想値の2近くまで増幅させることで、キラル物質の励起状態での構造と挙動に関する学理が進展するとともに、三次元表示ディスプレーや暗号化された光通信などへの応用展開が期待されている。
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