研究課題/領域番号 |
17K19158
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子、有機材料およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
大内 誠 京都大学, 工学研究科, 教授 (90394874)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 高分子合成 / 環状高分子 / カテナン / ゲル / カチオン重合 / 架橋 / 超分子 / マグネシウム / 環 / 可逆 |
研究成果の概要 |
これまでカチオン重合の触媒として報告例の無い臭化マグネシウム(MgBr2)が,独自に見出した環拡大カチオン重合のルイス酸触媒として有効に働き,効率良く環状高分子を合成できることを見出した。臭化マグネシウムの高い酸素親和性に着目し,酸素系環状分子としてクラウンエーテル存在下での環拡大カチオン重合を検討したが,ゲル化には至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,様々な特性を有する高分子ゲルが開発され,特性に応じて材料として使われ始めている。特に安全で環境に優しいモビリティ社会の実現に対し,高分子ゲル材料への期待は大きい。オリンピックゲルは,多くの高分子ゲル研究者が関心を抱きながら,これまで世界中で誰も合成したことが無いゲルである。今回オリンピックゲルの合成には至らなかったが,強力な環拡大重合系が見つかった意義は大きく,今後この環拡大重合系を用いて合成に至ることが期待される。
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