研究課題/領域番号 |
17K19184
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機材料化学、エネルギー関連化学およびその関連分野
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
黒田 一幸 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (90130872)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 高配位ケイ素 / 多孔体 / ビルディングブロック / ホスト-ゲスト / ホスト―ゲスト |
研究成果の概要 |
シロキサン系材料において、ケイ素や酸素で構成される骨格の構造、組成、電荷を制御する手法の開拓は極めて重要である。本研究課題では、ケイ素原子に対して多座配位がとれるような有機配位子を利用することにより、一般に不安定とされる5配位や6配位状態の高配位ケイ素を構造単位としたケイ素-酸素-炭素系の多孔質材料の作製を試みた。ケイ素源となるケイ素アルコキシドや、高配位ケイ素の電荷補償となるカウンターイオンの種類等の反応条件の検討により、高配位ケイ素を構造単位とする多孔体の合成に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般にケイ素-酸素系材料は、4配位ケイ素からなる骨格構造を有しており、骨格中のケイ素の配位状態を制御した例はほとんど報告されていない。本研究成果は、高配位状態のケイ素骨格を含む多孔質材料がケイ素源、有機配位子及びカウンターイオンの適切な組み合わせにより作製可能であることを示すものであり、ケイ素-酸素系多孔質材料の機能制御手法として新たな研究領域を拓く研究である。
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