研究課題/領域番号 |
17K19233
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
農芸化学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
掛谷 秀昭 京都大学, 薬学研究科, 教授 (00270596)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 天然物化学 / ケミカルバイオロジー / 複合培養 / クリプティック遺伝子 / 生合成 / 放線菌 / 希少放線菌 |
研究成果の概要 |
放線菌Streptomyces sp. HEK616および細菌Tsukamurella sp.の複合培養系における新規抗真菌物質5aTHQs類および新規抗生物質streptoaminals (STAMs)類の生合成機構解析の結果、両化合物群が同一の新規II型ポリケチド合成酵素(PKS)によって生合成されることを明らかにした。さらに、希少放線菌Saccharothrix sp.における新規抗がん剤saccharothriolides類の生合成における推定中間体を実証するためのprecursor-directed in situ synthesis (PDSS)法を確立し中間体の発見に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の成果は、微生物の潜在的物質生産能力の覚醒や微生物代謝産物中の不安定生合成中間体の実証に関して大きなブレークスルーになる可能性を秘めている。特に、クリプティック遺伝子の活性化を起点としたモノづくり研究に関する研究成果は、創薬リード化合物を指向した新規二次代謝産物の探索・同定研究およびケミカルスペースの拡充研究などに貢献可能であり、学術的にも社会的にも意義は大きい。
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