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あて材細胞がまるい形になる仕組みとその役割

研究課題

研究課題/領域番号 17K19286
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野
研究機関名古屋大学

研究代表者

吉田 正人  名古屋大学, 生命農学研究科, 准教授 (30242845)

研究協力者 太田 旭紀  
佐藤 彩織  
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
キーワードあて材 / 二次壁 / 圧縮あて材 / 細胞接着 / ペクチンメチルエステラーゼ / 木質科学 / 仮道管 / 細胞形態
研究成果の概要

針葉樹あて材細胞の横断面はまるい形をしており、細胞間の一部には隙間が存在している。細胞間の接着が十分でないことが、このような形状を作っているのではなかろうか。細胞間を接着するペクチン・ホモガラクツロナンと、それに接着機能を付与するペクチンメチルエステラーゼに着目して研究した。苗木を傾斜生育し、その傾斜度合いを変化させることで、まるみが弱いあて材細胞から、まるみが強いあて材細胞までを調整し、まるみの程度とペクチンメチルエステラーゼの量を調べた。まるい細胞ほど、細胞間のペクチンメチルエステラーゼ量が少なくなっており、推測と矛盾しない結果が得られた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

樹木は、あて材細胞をつくって姿勢を調整している。あて材細胞の断面はまるい形をしている。一方、通常の細胞は四角い形をしている。この結果、できた木材の構造と性質は均 一でなくなり、木材利用での問題になっている。本研究成果は、あて材細胞のまるい形がどのように作られるのかを明らかにした。これは問題の克服に向けた一歩であり、樹木の健全な成長を妨げることなく克服する展開へとつながる成果である。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ヒノキ分化中木部細胞壁におけるホモガラクツロナンの局在分布2018

    • 著者名/発表者名
      太田旭紀,吉田正人,佐藤彩織,平出秀人,松尾美幸,山本浩之
    • 学会等名
      日本木材学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-07-21   更新日: 2020-03-30  

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