研究課題/領域番号 |
17K19289
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中野 伸一 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (50270723)
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研究協力者 |
程木 義邦 京都大学, 生態学研究センター, 特定准教授 (60632122)
岡崎 友輔 産業技術総合研究所, 生物プロセス研究部門 生物資源情報基盤研究グループ, 日本学術振興会 特別研究員 (40823745)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 湖沼 / 深水層 / 微生物ループ / CL500-11細菌 / キネトプラスチド鞭毛虫 / ピコ植物プランクトン / 微生物群集組成 / 細菌 / 原生生物 / 鞭毛虫 / 湖沼深水層 / 群集ゲノム解析 / 食物連鎖 |
研究成果の概要 |
本研究では、湖沼深水層に特有の微生物ループを解明することを目的とした。琵琶湖の深水層で優占した細菌系統はBacteroidetes、Actinobacteria、ChloroflexiおよびPlanctomycetes門であった。細菌のショットガンメタゲノム解析では、各細菌系統の生理・生態的な特徴を予測することに成功した。琵琶湖の深水層において重要な細菌摂食者として考えられた原生生物は、Kinetoplastidsであった。池田湖と田沢湖の深水層では、微生物ループにおける細菌摂食者としてKinetoplastidsおよびCercozoaが重要と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、「湖沼を地域の資源として活用していく」という考え方がある。この考え方では、「地域の望ましい湖沼像(地域の湖沼のあるべき姿)」を当該湖沼のステークホルダー(行政、地域住民、民間団体、事業者など)で共同して設定・共有し、地域で湖沼の管理方法を決める。これを行う際、地域の資源として湖沼がどのような姿をもっているか、特に地域特有の生物資源の存否は重要な観点となる。本研究では、各湖沼に特有な細菌種の生息が確認され、またそれらの細菌種のいくつかについては原生生物・鞭毛虫を介した食物連鎖も明らかとなった。これらの情報は、各湖沼特有の生物資源や生態系特性の発見として今後の湖沼管理に有益な情報となる。
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