研究課題/領域番号 |
17K19290
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野
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研究機関 | 摂南大学 (2020) 京都大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
豊原 治彦 摂南大学, 農学部, 教授 (90183079)
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研究分担者 |
前川 真吾 京都大学, 情報学研究科, 助教 (30467401)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 哺育因子 / ディスカス / ディスカスミルク / 免疫グロブリン / 保育因子 |
研究成果の概要 |
本研究では、ディスカスミルクに含まれる哺育因子の特定を目的として、遺伝子発現を網羅的に解析できる次世代シーケンサーを利用したRNAシーケンス解析によりディスカス親魚の粘液中で誘導される遺伝子の探索を行った。その結果、哺育因子の候補として免疫グロブリンを見出し、その仔魚体内での動態から免疫グロブリンがこれまで長年にわたって探し求めていた哺育因子である可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、ディスカスの仔魚は免疫グロブリンをディスカスミルクからmRNAの形で摂取し、自身の体内に取り込んだ後にタンパク質に翻訳している可能性が示唆された。仔魚が親魚表皮の粘液をついばんだ後に消化管内で小胞中において翻訳が誘導される分子機構を解明することにより、すでに実用化されている種苗生産現場における健苗育成技術として活用することができるだけでなく、仔魚期の生残率が低く種苗生産の困難なウナギ等の養殖魚の初期飼料への応用に寄与することも期待される。
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