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天然生態に倣ったウナギ人工レプトセファルスの新型初期餌料

研究課題

研究課題/領域番号 17K19300
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野
研究機関日本大学

研究代表者

塚本 勝巳  日本大学, 生物資源科学部, 教授 (10090474)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワードウナギ / レプトセファルス / 初期餌料 / 種苗生産 / マリンスノー
研究成果の概要

ウナギレプトセファルスに与える新型初期餌料の開発を目的として天然レプトセファルスの餌であるマリンスノーの成分分析を行ったところ,タンパク質12.7%,脂肪6.3%,炭水化物81.0%と,糖質が大部分を占めた.現行のスラリー餌より大幅に粘度が低い液体餌で3週間飼育したところ,液体餌の仔魚は,スラリー餌よりも濃厚な餌を多量に腸管内に取り込み,液体餌は仔魚の成長と生残を大幅に高めることが分かった. 液体餌の中に仔魚を1日5回,10分間ずつ浸漬して日齢259まで飼育した結果,液体餌(37-59%)は,スラリー餌(11-25%)より高い生残率を示し,1.1~3.2倍多くのシラスを生産することができた.

研究成果の学術的意義や社会的意義

天然海域でウナギレプトセファルスの餌となっているマリンスノーの成分と物性を詳しく検討した結果,これまでに全くないタイプの初期餌料として「液体餌」が開発された.この液体餌は,成長率と生残率を著しく改善し,仔魚の初期餌料と給餌方法の革命になる可能性がある.また,半世紀もの長い間の挑戦的研究にもかかわらず,依然として実用化の道のりの遠かったウナギ人工種苗生産技術の開発研究に大きなブレークスルーをもたらすものと考えられる.

報告書

(1件)
  • 2018 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2017-07-21   更新日: 2020-03-30  

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