研究課題/領域番号 |
17K19311
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会経済農学、農業工学およびその関連分野
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
宮本 英揮 佐賀大学, 農学部, 准教授 (10423584)
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研究分担者 |
中村 真也 琉球大学, 農学部, 教授 (30336359)
石川 洋平 有明工業高等専門学校, 創造工学科, 准教授 (50435476)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 土壌水分 / COSMOS / 高速中性子 / モニタリング / 土壌雨量指数 / 土壌水分センサ網 / 宇宙線中性子 / 斜面崩壊 / 災害予知 |
研究成果の概要 |
COSMOSを活用した土砂災害警報システムを構築するために,火山灰土急斜面において高速中性子数および土壌水分量を連続測定した。被覆植生の成長や地形の空間的不均一性が原因で,COSMOSによる測定値に基づき斜面の表層土壌水分量を正確に推定することはできなかったが,土壌雨量指数(SWI)または土壌水分センサ網による体積含水率に対する高速中性子数の明確な負の応答が認められた。観測斜面内の土壌水分センサ網を増設したうえで,被覆植生や地形を考慮した面的土壌水分評価モデルを構築すれば,COSMOSは斜面の表層土壌水分量を連続測定できる唯一の方法として有望であろう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高速中性子数(φ)の測定に基づくCOSMOSを活用した新しい土砂災害警報システムを構築するために,火山灰土急斜面において,5地点×3深度の土壌水分量を連続測定し,それらのデータとCOSMOSによるφ値と経験的関係を見出した。COSMOSの実用化のためには,被覆植生や地形を考慮した校正に関する検討が必要であるものの,斜面の表層土壌水分量を連続測定できる唯一の方法として,COSMOSが有望であることを確認し,今後の土砂災害警報システム構築のための基礎的知見を得た。
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