研究課題/領域番号 |
17K19315
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
獣医学、畜産学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小池 聡 北海道大学, 農学研究院, 准教授 (90431353)
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研究協力者 |
竹田 将悠規 家畜改良センター
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | ルーメン / 代謝障害 / 生産性 / バイオマーカー / 黒毛和種 / ルーメン発酵 / ルーメン細菌 / ウシの生産病 / ウシの代謝疾患 / 生産病 / 畜産学 / ルーメン微生物 |
研究成果の概要 |
ウシは第一胃(ルーメン)に共生する微生物に飼料の分解を委ねており、ルーメン微生物の働きは乳肉生産に大きく影響する。本研究では、ウシの生産性と関連するルーメン微生物を特定し、これをバイオマーカーとして利用する可能性について検討した。まず、ウシや作業者の負担を軽減するために、ルーメン内容物の代替として口腔内の反芻残渣が利用可能であることを確認し、サンプリング手法の簡便性を大きく改善した。この手法を応用して、黒毛和種肥育牛においてはPrevotella属細菌群の分布量と体重に正の相関がある可能性を明らかにした。今後、本属細菌を体重増加のバイオマーカーとして活用できるかもしれない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウシは過去30年の遺伝改良で乳肉の生産能力が飛躍的に向上した。一方、生産能力を最大限に引き出すためには穀物飼料の多給が不可欠であり、これによる消化管疾病等の代謝障害の発生とそれに伴う生産性の低下が生産現場で大きな問題となっている。そこで、生産性の低下を予見するためのバイオマーカーとして、ウシ第一胃に共生する微生物に着目した。本研究では第一胃内に広く分布する細菌群を体重増加のバイオマーカー候補として特定した。今後、このバイオマーカーを利用してウシの体重増加ポテンシャルを予測することで、飼養管理の改善でバイオマーカー微生物の増加を図るなどの対応が可能になると考えられる。
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