研究課題/領域番号 |
17K19336
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
分子生物学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大学 保一 東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 助教 (80619875)
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研究協力者 |
鐘巻 将人 国立遺伝学研究所, 分子細胞工学研究室, 教授
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | DNA複製 / DNAポリメラーゼ / 突然変異 / ゲノム安定性 / DNAポリメラーゼ / DNA複製 |
研究成果の概要 |
DNAポリメラーゼは遺伝情報を担うゲノムDNAを合成する酵素であり,現在までに同定されたものとして,ヒトには15種類存在する.その分子の機能の効率,正確性は遺伝情報の安定性に直接影響し,数多くのポリメラーゼがどのように協調的に機能するかは,遺伝の仕組みを明らかにする上で重要な課題である.本研究では,培養ヒト細胞を用いて,長大なゲノムDNA上で個々のDNAポリメラーゼが機能する領域を特定する実験系の構築を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在までのDNA複製研究は出芽酵母,分裂酵母などの単細胞モデルによるものが中心であり,ヒト細胞における研究は非常に限られている.DNA複製に必要な因子は高度に保存され,同様の機構が存在すると考えられるが,多細胞生物には分化,老化,がん化という細胞の形質変化があるために,経時的にどのようにDNA複製機構が変化するかは,個体の恒常性の維持という点で重要な問題であると考えられる.しかし,それは現在のDNA複製研究では未踏の領域であり,本研究では,ヒト細胞を用いて新たにゲノム全体を対象としてDNAポリメラーゼの分業を明らかにする実験系を構築することにより,この問題にチャレンジした.
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