研究課題/領域番号 |
17K19340
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
分子生物学およびその関連分野
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
高橋 康弘 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (10154874)
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研究分担者 |
中井 由実 大阪医科大学, 医学部, 講師 (80268193)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 鉄硫黄クラスター / ミトコンドリア / 生合成 / 出芽酵母 |
研究成果の概要 |
“ミトコンドリアを持たない真核生物”(Monocercomonoides sp.)では、バクテリアからの水平伝播によって新たな鉄硫黄(Fe-S)クラスター生合成系がサイトゾルにもたらされ、これによって、ミトコンドリアの必須機能(ISCマシナリー)が回避されている。そこで本研究では、出芽酵母においてFe-Sクラスター生合成系を操作することにより、ミトコンドリアISCマシナリーの機能をバイパスさせることを試みた。NIFマシナリーの2成分を酵母のサイトゾルで発現させ、ISCマシナリー全体を欠失させるべく種々の条件を検討したが、マシナリーの成分の中には欠失可能なものと不可能なものがあることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、真核細胞における鉄硫黄(Fe-S)クラスターの生合成系ならびにその局在性を人為的に操作・改変することにより、ミトコンドリアにおける生合成系(ISCマシナリー)の必須機能をバイパスさせることを試みた。これをバイパスさせることができれば、ミトコンドリア全体をも欠失させることが可能になると期待したが、ISC成分の中には必須性を回避できないもの(NFS1)が存在することが判明した。
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