研究課題/領域番号 |
17K19357
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
分子生物学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
星野 真一 名古屋市立大学, 大学院薬学研究科, 教授 (40219168)
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研究分担者 |
細田 直 名古屋市立大学, 大学院薬学研究科, 講師 (40438198)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 人工mRNA / mRNA医薬 / iPS細胞の作製 / ゲノム編集 / mRNA分解 |
研究成果の概要 |
ゲノムへの挿入による発がん等の危険性があるDNA医薬に代わって、そのような危険性のないmRNA医薬を遺伝子治療やiPS細胞の作製、がん免疫療法などに臨床応用する試みに期待が高まっている。しかしながら、RNAのもつ不安定性がmRNA医薬実現に向けて大きな障壁となっていた。我々は、人工mRNAの細胞内における分解機構を解明し、その分解機構を抑えmRNAを安定化する技術を開発した。iPS細胞の作製と遺伝子治療(ゲノム編集)において、その有効性を検証し、とくにゲノム編集においてその有効性が確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝子治療にはこれまでDNAを用いた治療が行われてきたが、ゲノムへの挿入による発がん等の危険性が問題視されてきた。本研究では、発がん等の危険性のない安全な医薬のとして期待されるmRNAの欠点であった不安定性を克服するmRNA安定化技術を開発し、ゲノム編集における有効性を確認できたことで、今後遺伝子治療をはじめ、iPS細胞の作製やがん免疫療法などへも広く応用できる可能性を示した。
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