研究課題/領域番号 |
17K19361
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
分子生物学およびその関連分野
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
河邊 昭 京都産業大学, 総合生命科学部, 准教授 (10582405)
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研究分担者 |
那須田 周平 京都大学, 農学研究科, 准教授 (10273492)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | トランスポゾン / 染色体添加系統 / コムギ / オオムギ |
研究成果の概要 |
オオムギ染色体添加コムギを低メチル化条件下に置いたのち、オオムギ染色体を持たない系統を複数個体選抜した。そのようなもともとオオムギ染色体を持っていたが今はコムギ染色体だけを持つ系統の転写産物の網羅的な解析をおこなうことで、コムギゲノムへ転移したオオムギ添加染色体由来領域を検出した。本研究の目的であった添加染色体を利用したトランスポゾンの転移を一部検出できたと考えることができ、同じような系を利用することで転移活性のあるトランスポゾンの単離とその機能解析を進めることができることが可能であることを示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゲノムの構成の変化に寄与するものやゲノム中で多数を占めるトランスポゾンに関する研究は、ゲノム配列の解析によって相同性やコピー数は明らかになっているものの活性を有するコピーの単離はコピー数の多さが原因となり非常に困難なものであった。本研究で異質なゲノムの中に転移したトランスポゾンを探索することで、ゲノムの構成や進化を考えるうえで非常に重要なコピー数の多いトランスポゾンがゲノムの単離を可能とした。
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