研究課題/領域番号 |
17K19368
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
川辺 淳一 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10400087)
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研究分担者 |
松永 行子 (津田行子) 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (00533663)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 毛細血管 / 体性幹細胞 / 骨格筋再生 / 血管ニッチ / 幹細胞 / ペリサイト / 骨格筋 / 再生医療 |
研究成果の概要 |
毛細血管の構造細胞であるPCの一部から幹細胞―毛細血管幹細胞を見出した。本研究では、末梢組織から調整した毛細血管幹細胞あるいは生体内の同細胞が、薬剤性筋傷害マウスや筋ジストロフィー症マウスにおいて失われる筋補充効果があることを明らかにした。これらの結果から、骨格筋量を維持あるいは再生は、従来から認識されていた衛星細胞以外に、微小血管周細胞の一部である毛細血管幹細胞が、担っていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再生能が高い多核細胞である骨格筋線維は、非常に高い頻度で核の入れ替えをしていること、核補充に毛細血管の一部であるCapSCが担っていることを明らかにした。これらの知見は、同細胞を用いた筋ジストロフィー症の治療法への応用の他、高齢化社会を背景に筋肉量が減少し社会生活に支障をきたす(サルコペニア)病態改善にむけた研究戦略の方向性をつけることができた。
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