研究課題/領域番号 |
17K19380
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
桧垣 匠 熊本大学, 国際先端科学技術研究機構, 准教授 (90578486)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | ライブセルイメージング / 生物画像解析 / 細胞形態 / 細胞骨格 / 定量評価 / シロイヌナズナ / 形態形成 / 画像解析 / 植物 |
研究成果の概要 |
本研究では植物の子葉表皮組織を構成するほぼすべての細胞に対して成長過程における個々の細胞の位置と形態に加え、細胞形態を制御する細胞骨格系の構造を経時的に計測する技術開発に取り組んだ。光毒性を軽減する培養条件および撮影条件を検討するとともに、細胞形態および細胞骨格系の構造特徴を定量的に評価する画像解析フレームワークを開発した。本研究成果の一部は研究期間中に13報の原著論文として発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞と器官の形態形成の制御機構の解析はこれまで細胞生物学分野と発生生物学分野においてそれぞれ独立して進められてきた。しかし、これらの分子的な知見は必ずしも一致しておらず、生物の多階層的な形態形成制御機構を統一的に理解するには至っていない。本研究で開発した技術は、このような階層間の乖離を解消するための基盤要素技術と位置付けられる。本技術の成熟により、器官の発生や形態形成に対する細胞レベルでの現象の寄与が検証できるようになり、その結果として得られる知見は多階層的な生物形態形成機構の統一的な理解に資することが期待される。
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