研究課題/領域番号 |
17K19395
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
竹田 潤二 大阪大学, 微生物病研究所, 招へい教授 (50163407)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | CRISPR / 感染感知システム / Adaptation / cascade / Cas3 / Cas1 / Cas2 / アダプテーション / 感染検知 |
研究成果の概要 |
CRISPRシステムの進展は、ゲノム改変を容易にしただけではなく原核生物にも精巧な獲得免疫システムが備わっていた明らかにしてきた。細菌はファージなどに感染した際、ファージゲノムの一部をまず細菌ゲノムのCRISPR遺伝子座に取り込む(Adaptation)。そのAdaptationシステムを哺乳細胞で再構築し、哺乳細胞に感染する様々な微生物感染検知システムを作り上げる事を目標とした。Adaptationに関与している細菌の遺伝子群を哺乳動物でうまく発現できるようにコドンを変更してヒト細胞導入した。次世代シークエンス法で詳細に解析したところ、今の所Adaptationの検出に至っていない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Adaptationシステムは、本来、原核細胞に備わっている外来異物のゲノム情報を自らのCRISPR遺伝子座に取り込むシステムである。そのAdaptationシステムを哺乳細胞で構築する事ができれば、外来病原体の感染履歴をCRISPR遺伝子座を調べる事により、明らかにすることができる。さらに、将来的には同様のCRISPRシステムを有するモデル動物を作製する事により、個体レベルの感染状態をモニターすることが可能になることが期待できる。
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