研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究では、システイン残基(Cys)のリン酸化という新しい翻訳後修飾の性質やその生理的意義について追究した。その成果として、Cysリン酸化と従来より知られているCys残基の翻訳後修飾である酸化との間の関連性を明らかにしたほか、このCys残基の生物学的重要性としてMg2+輸送体CNNMへの結合を介したがん悪性化への寄与を明らかにした。
これまでセリン/スレオニンやチロシン残基のリン酸化は、その仕組みや意義が深く研究されている一方で、システイン残基のリン酸化はその存在を示す報告すら殆どない状態であった。本研究によりその存在だけでなく重要性も一定レベルで示すことができたことは、この新しいタイプの翻訳後修飾が認知され、今後さらに研究が進展してゆく上で大きな意味のあるステップだったと位置づけられる。
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すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (13件) (うち国際共著 6件、 査読あり 13件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 2件、 招待講演 5件)
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