研究課題/領域番号 |
17K19413
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 基礎生物学研究所 |
研究代表者 |
吉田 松生 基礎生物学研究所, 生殖細胞研究部門, 教授 (60294138)
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研究協力者 |
池田 達郎
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 発生・分化 / 細胞・組織 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
我々ヒトを含むほ乳類が発生する過程では、配偶子(精子や卵子)を作る「生殖細胞」が数多く作られるが、実際に次世代を作る精子や卵子となるのはその一部に過ぎないと考えられている。しかし、生殖細胞の中でどの程度の割合の細胞が、いつ、どのように選ばれるのかは明らかになっていない。本研究では、「遺伝子バーコーディング法」と呼ばれる数多くの細胞の運命を区別して追跡できる開発されたばかりの手法を生殖細胞に応用し、この問題を解明する基盤を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
配偶子(精子や卵子)は次世代を作ることができる唯一の細胞であり、その品質を高く維持することは極めて重要である。しかし、配偶子の品質管理のメカニズムはほとんど解明されておらず、今後の重要な課題である。本研究を基盤として、一部の生殖細胞から配偶子が作られる発生プロセスの全容が解明されると期待される。これは、個体における配偶子の品質管理を解明したり、培養下で形成される配偶子の品質を維持する上で極めて重要な情報を与える。
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