研究課題/領域番号 |
17K19416
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
野崎 智義 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60198588)
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研究分担者 |
サントス ハルベルト・ヒメネス 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (90793779)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 進化 / オルガネラ / ミトコンドリア / 代謝 / 内部共生 |
研究成果の概要 |
細菌内部共生による真核生物のオルガネラはミトコンドリアと色素体でのみ確認され多様な進化を辿っている。嫌気環境に適応し、そのミトコンドリアが高度に変異した赤痢アメーバのマイトソームと他のオルガネラとの相互作用を担う機能未知の膜タンパク質の機能の解明を通じて特殊進化の謎の解明を目指した。膜貫通ドメインを有するETMP1を同定した。更にETMP1と結合するEHDドメインをもつ新規タンパク質を同定した。細胞内局在と生理機能を解析した結果、ETMP1はEHDと協調してマイトソームー小胞間の接触部位を形成し、オルガネラ間の物質の輸送、品質保証に関与していることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、酸素の中で進化をした真核生物において、その中の細菌の内部共生に由来してできたミトコンドリアに似た細胞内小器官であるマイトソームの細胞内での相互作用を担うタンパク質が同定された。様々な環境の中で進化するオルガネラの多様性の一端が解明された。
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