研究課題/領域番号 |
17K19417
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
|
研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
志村 まり 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, その他 (90226267)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
|
キーワード | 細胞内糖質 / イメージング / 糖質代謝 / 放射光 / 一原子ラベル / 蛍光X線 / 顕微鏡 / 高分解 / 細胞内元素イメージング / 糖質 / 瞬間凍結乾燥法 / 糖質可視化 / 細胞内イメージング / シンクロトロン放射光 / 脂質 / 高分解像 / 糖 / 1原子ラベル / X線顕微鏡 / 可視化 / オルガネラ |
研究成果の概要 |
糖質など細胞内小分子の可視化は、より大きな分子の蛍光物質などのラベルより、本来機能が失われることが多いことから、一般に困難である。本研究では、物質の最小単位である1原子をラベルした糖質を細胞に取り込ませ、独自に開発したシンクロトロンX線顕微鏡(SXFM)より、糖質の細胞内可視化に至った。また、細胞内糖質はホルマリン固定より90%近く失われてしまうことから、瞬間凍結乾燥法を開発した。最終年は装置に改善を加えることで、極力非破壊的で自然に近い、細胞内糖質の観察を目指した。今後、感染拡大により閉鎖していた放射光施設の再開を待ち、代謝抑制剤による糖質の細胞内変動を観察し、本法の有用性について発表する。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖質など細胞内小分子の可視化は、一般に困難である。小分子は、より大きな分子の抗体や蛍光物質によるラベル化より、本来機能が失われることが多く、一方、ラベルしない方法(質量分析法など)では、分解能が十分得られない。そこで本研究では、物質の最小単位である1原子をラベルした糖質を細胞に取り込ませ、独自に開発した蛍光X線顕微鏡(SXFM)より、糖質の細胞内可視化に至った。本研究グループは、これまでに脂肪酸小分子の細胞内可視化にも成功している。糖質や脂肪酸の細胞内代謝の可視化法を提案することで、健康や病気予防に貢献する。
|