研究課題/領域番号 |
17K19430
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
多様性生物学、人類学およびその関連分野
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
田村 浩一郎 首都大学東京, 理学研究科, 教授 (00254144)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 減数分裂組換え / アキアズミー / 染色体不分離 / ショウジョウバエ / ネオ性染色体 / 減数分裂 / 組換え / ヘテロキアズミー / 進化 |
研究成果の概要 |
ショウジョウバエでは、一般に雄で減数分裂組換えが起こらないアキアズミーが観察される。アカショウジョウバエでも雄組換えは起こらないが、姉妹種のテングショウジョウバエでは雄組換えが起こることが知られている。本研究は、それら2種の雑種を調べ、雑種ではアカショウジョウバエ同様、雄組換えが起こらないことを明らかにし、遺伝的に優性な雄組換え抑制機構の存在を示唆した。また、2種の雑種では性染色体不分離が高頻度で生じることを発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
減数分裂組換えには、ゲノムの修復や遺伝的多様性の創出・維持などの生物学的意義があるが、性分化のための性染色体の進化を阻害する副作用もある。多くの生物群では、X染色体とY染色体のような異形性染色体を持つ性でのみ減数分裂組換えを抑制するアキアズミーによって減数分裂組換えと性染色体進化のジレンマを解決している。本研究の学術的意義はアキアズミーの分子機構の解明によって性染色体の進化の仕組みの理解を深めることにある。
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