研究課題/領域番号 |
17K19443
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経科学およびその関連分野
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
上野 将紀 新潟大学, 脳研究所, 教授 (40435631)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 神経回路 / 解析技術 / 神経細胞種 / 神経細胞 / 接続 |
研究成果の概要 |
本研究では、神経回路内にある特定の神経細胞同士の接続で構成される内在回路が、どのような接続パターンを持ち、機能に貢献するのか解析を可能とする神経回路解析技術を開発し、その適用を試みることを目的とした。本研究の結果、マウス生体内の特定の神経細胞のシナプスや細胞内小器官の標識、1神経細胞の標識、神経細胞の活動の操作、神経細胞の除去、神経活動の検知、発現分子の機能解析、を可能とするツールを作製でき、神経回路の解析へ適用できることがわかった。この神経の標識や操作を可能とする解析技術のライブラリーは、特定の神経細胞種同士の接続や機能の解明へ大きく貢献すると期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳には多様な神経細胞種が存在するが、それらは特定の神経細胞とつながることで神経回路を構成し、機能を正しく発揮すると考えられている。しかし、こうした機能的な回路がどのような特異的な接続様式をもって機能を発揮しているのか、その動作原理について未だ理解が深まっていない。本研究では、神経回路内にある特定の神経細胞同士の接続パターンや機能を明らかにすることを可能とする様々な神経回路の解析技術を確立した。この解析技術のライブラリーは、中枢神経系に存在する多様な神経回路の接続や機能を解明する研究へ大きく貢献すると期待される。
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