研究課題
挑戦的研究(萌芽)
様々なキャプシドを用いたハイブリッドウイルスベクター粒子(AAV2/X)では、脳部位や神経細胞種によって導入効率が大きく変わることを突き止めた。また、ウイルス粒子表面から外に突き出しているspikeのアミノ酸を置換することで、感染性を100~1000倍程度に減少させることに成功した。これらの成果を反映した新規ウイルスを作成し、マウス生体脳で検証を進めたが、非特異感染を完全に抑えることは出来なかった。より特異性の高い感染を実現する為には、ウイルスベクターの感染性をさらに抑える必要がある事が判明した。
完全な特異発現を実現することは出来なかったものの、我々はウイルスベクターの感染性を減少させることに成功した。非特異的な遺伝子導入を減らすことは、ウイルスベクターを使用する幅広い研究の精度を高めることに寄与するだろう。また、ウイルスベクターは遺伝子治療への応用も期待されている非常に有用なツールである。医療分野への応用の際にも、非特異的な発現をいかにして抑えるかは大きな課題となることが予想される。我々の研究で得られた知見は、より安全性の高い遺伝子治療を提供することに繋がると期待される。
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すべて 国際共同研究 (13件) 雑誌論文 (17件) (うち国際共著 3件、 査読あり 13件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (34件) (うち国際学会 7件、 招待講演 4件) 備考 (3件) 産業財産権 (2件)
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