研究課題/領域番号 |
17K19459
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経科学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
相澤 秀紀 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (80391837)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | カレハ島 / 腹側線条体 / ドーパミン / うつ病 / アンヘドニア / 線条体 / 嗅結節 / 一酸化窒素 |
研究成果の概要 |
本研究成果の概要は以下のようにまとめられる。1. マウス腹側線条体の組織学的解析によりカレハ島にはGad67を発現するGABA作動性NeuN陽性神経細胞が存在することが明らかとなった。2.アンヘドニア様行動異常の定量的解析法として脳内自己刺激の閾値を自動解析する実験系を開発した。実際抗うつ薬Nomifensineの投与により嗜癖行動に対する閾値が有意に低下することを確認した。3, カレハ島細胞特異的にリボソームタンパク質ーGFP融合蛋白質を発現させたマウスを作成し、免疫沈降法とRNA-seqを組み合わせて、カレハ島特異的な遺伝子発現セットを確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「楽しい」と感じなくなる無快楽症(アンヘドニア)は、うつ病の診断基準に含まれるうつ病のコア症状である。また、日常生活での喜びや興味、生きがいに快楽情動は不可欠であり、その喪失はうつ病患者のQOLを著しく損ねる。この問題に取り組む上で、分子的解析を可能にする動物実験が不可欠であるが、アンヘドニアの病態モデルや定量的解析は研究伸展が不十分である。本研究は、アンヘドニアの基盤として腹側線条体の機能異常に注目し、その解剖学知見を明らかにするとともに、新たなアンヘドニア検証系を開発する点で意義深い。
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