研究課題/領域番号 |
17K19471
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薬学およびその関連分野
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
根本 直人 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (60509727)
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研究分担者 |
戸澤 譲 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (90363267)
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研究協力者 |
中井 淳一
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 抗体 / アプタマー / GPCR / 膜タンパク質 / 進化分子工学 / 抗体医薬 / in vitro selectioin / cDNAディスプレイ / ナノディスク / ペプチドアプタマー / 環状ペプチド / cDNA display / ペプチドリガンド |
研究成果の概要 |
バイオ医薬、特に抗体に代表される分子標的医薬は今まで治療が困難だったガン等の疾病に対し有効な方法を提供している。一方、既存の医薬品の50%程度を占めるGタンパク質共役受容体(GPCR)を代表とする膜タンパク質に関しては、抗体そのものが作製できないことから抗体医薬ができない。そこで、本研究では近年、抗体の課題(保存性や高価格など)を克服する中分子医薬と注目されているペプチドアプタマーを用いて、重要な創薬標的でもあるにも関わらず抗体作製が困難なGPCRに対してペプチドアプタマーを取得する新しい方法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により従来から活性が高い抗体の作製が困難なGPCRに対して、ペプチドアプタマーや低分子化抗体といった次世代のバイオ医薬候補分子を迅速に提供することができます。抗体医薬はオブジーボに代表される大変有益な医薬品で全世界では700種類程度の抗体医薬が開発されているといわれています。しかしながら、その対象となる抗原は高々30種類ほどしかなく「抗原枯渇問題」として知られています。本研究により病気の原因となる抗原対象を100種類以上に拡大できます。これにより今まで治療できなかった疾病領域を各段に拡げ、人々の健康に大きく貢献すると思われます。
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