研究課題/領域番号 |
17K19473
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薬学およびその関連分野
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
秋田 英万 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (80344472)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | リガンド / 脂質様材料 / DDS / 脂質 / ナノバイオ / ナノマシン |
研究成果の概要 |
本研究では、標的リガンドの迅速同定法の開発を進めると共に、血管投与により標的細胞内への核酸の効率的な導入を可能とする新たな脂質様材料の開発を進めた。リガンドの迅速探索法の開発においては、血管内皮細胞の血管側膜に発現している特定の蛋白質の細胞外ドメインをビーズに固定し、本ドメインに結合する抗体をファージライブラリより探索している。また、細胞内における分解性やエンドソーム膜不安定化ユニットを搭載した脂質用材料を開発し、血管投与可能な核酸導入システムとして応用した。本材料は、搭載したsiRNAやmRNAを肝臓に対して効率的に送達できることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本方法は、これまで困難であった膜蛋白質の細胞外ドメインに結合する抗体を簡便かつ迅速に同定する方法として、広く応用できる。また、本研究で開発した脂質用材料は中性な核酸搭載ナノ粒子の調製を可能とし、細胞内に取り込まれた後には効率的にエンドソーム脱出をし、さらに自己崩壊することで搭載分子を細胞内に導入できることから、リガンドを搭載することで、様々な受容体を標的とするナノ粒子製剤として発展させることできる。本材料に関しては国際的な供給も開始しており、様々な創剤技術として発展が期待される。
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