研究課題/領域番号 |
17K19477
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薬学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小松 徹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任助教 (40599172)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | ケミカルバイオロジー / 創薬化学 / 酵素 |
研究成果の概要 |
本研究では,「生細胞系でのcoupled assay」という概念の確立を目指し,これに用いることができる各種酵素 - プローブペアの開発を進めてきた.顕著な成果として以下の2点が挙げられ,これらによって,生きた細胞内で起こる代謝反応をcoupled assayにより検出することで代謝過程の変化を理解する方法論の提案に成功したと考えている. (1) がん細胞におけるS-adenosylmethionieの代謝系の制御機構の解明(JACS 2020) (2) がん細胞のアミノ酸代謝異常の検出と制御に向けたlive cell coupled assay系の開発と,抗がん剤の新たな作用機序の解明
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題を通じて,生きた細胞内の代謝活性を評価する新たな方法論の確立に成功し,その有用性を世界に発信することができた(JACS 2020). また,本研究を通じて見出された (1) 茶カテキンの細胞内メチル化状態の制御活性,(2) 既知の抗がん剤による細胞内代謝活性制御機構の発見,のいずれもが社会的にも重要なインパクトを与える研究成果であり,特に前者については,研究代表者の所属機関らによるプレスリリースがおこなわれ,医療系のニュースサイトなどで取り上げられた.
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