研究課題/領域番号 |
17K19489
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薬学およびその関連分野
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
宮地 孝明 岡山大学, 自然生命科学研究支援センター, 研究教授 (40550314)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | トランスポーター / 化学伝達 / ATP / グルタミン酸 / 疼痛 / トランスポーター創薬 / 小胞型神経伝達物質トランスポーター |
研究成果の概要 |
神経因性疼痛と炎症性疼痛は、様々な疾患により引き起こされる耐え難い慢性疼痛であるが、副作用の少ない、効果的な鎮痛薬はこれまでにない。本研究課題では、トランスポーター創薬を目指して、痛みを司る化学伝達の新たな制御法の構築を目的とした。我々は、小胞型神経伝達物質トランスポーターの特異的阻害剤を複数同定することができた。この阻害剤は伝達物質の開口放出を選択的に遮断することで、神経因性疼痛と炎症性疼痛に対して、既存医薬品より有効かつ副作用なく鎮痛効果を発揮した。これら化合物は神経因性疼痛や炎症性疼痛の新しい創薬シーズになると期待される。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
疼痛管理はQuality of Lifeの観点から重要であるが、副作用の少ない、効果的な鎮痛薬はこれまでにない。本研究により、化学伝達を司るトランスポーターの選択的阻害剤を同定し、既存の鎮痛薬よりも副作用なく、強力に鎮痛効果を発揮することを見出した。これら阻害剤は神経因性疼痛や炎症性疼痛の新しい創薬シーズになると期待される。
|