研究課題
挑戦的研究(萌芽)
蛍光発光による生体内反応可視化は重要な創薬基盤技術である。可視化すべき生体内反応としてメチル化があり、多くの生体現象に関与している。本研究では生体内メチル化反応の制御に関っている酵素分子の機能を可視化する低分子蛍光プローブ分子を開発し、その応用展開を計ることを目的とした。検討の結果、メチル化反応を制御する酵素であるS-アデノシルホモシステイン (SAH) 加水分解酵素(SAH hydrolase)の反応可視化を達成した。
細胞内のメチル化反応は生体機能の恒常性維持に重要な働きをしており、メチル化の変調は各種疾患の発症に関与する。しかし、その重要性にも拘らず、メチル化現象を制御する酵素反応の可視化は達成されていない。そこで本研究はメチル化現象を細胞外から直接可視化するために必要とされる蛍光プローブ分子の開発を行うもので、細胞機能発現におけるメチル化の重要性解明に繋がり、その学術的意義は高い。さらに、将来的には各種疾患治療薬開発への道を拓くものであり、その社会的意義にも大きいなものがある。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (16件) (うち国際学会 6件)
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