研究課題/領域番号 |
17K19494
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薬学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
谷口 陽祐 九州大学, 薬学研究院, 准教授 (00452714)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 酸化損傷塩基 / 人工核酸 / DNA合成酵素 / 増幅反応 / 槽副反応 / オキソグアノシン / 人工核酸トリリン酸体 / 位置特定法 |
研究成果の概要 |
ストレスや活性酸素種によりDNA中に発生する酸化損傷塩基の量は、様々な疾患の発症との関連性が示唆されている。しかしながら、DNA中の酸化損傷塩基を配列特異的に検出する手法は存在しない。そこで、本研究期間内に独自の人工核酸を設計し化学合成を行い、DNA合成酵素を用いる事で、配列特異的に酸化損傷塩基を認識し増幅反応による検出研究に着手しその技術開発に成功した。さらに、発ガンへの関与が示唆される遺伝子の変異に酸化損傷塩基の存在が関与している可能性を示す研究成果も得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により得られた成果は、ストレスなどにより引き起こされる遺伝子の傷と考えられるDNA酸化損傷と疾患との関連性を明らかにする事を可能にする技術への展開が期待される。すなわち、実施した研究内容により新規核酸分子の化学合成や新機能の解明といった学術的に意義深いものだけで無く、本技術の展開による様々な疾患の早期診断技術の開発も可能で社会的にも非常に意義深い研究成果が得られた。
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