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くも膜下出血によって引き起こされるくも膜細胞から内皮細胞への分化機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K19512
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 生体の構造と機能およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

和田 洋一郎  東京大学, アイソトープ総合センター, 教授 (10322033)

研究分担者 和田 裕美  東京大学, アイソトープ総合センター, 特任研究員 (60645042)
中戸 隆一郎  東京大学, 定量生命科学研究所, 助教 (60583044)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワードくも膜下出血 / エピゲノム解析 / 血管内皮細胞 / 脳神経外科学 / 血管生物学 / ゲノム科学 / エピゲノム科学 / トランスクリプトーム
研究成果の概要

くも膜をつかった初代培養を実施し、ゲノム・エピゲノム解析を実施した。初代培養細胞を用いた、くも膜細胞から内皮細胞への分化において、RNA-seqによるトランスクリプトーム解析と、ChIP-Seqによるエピゲノム解析を行い、TGFβ経路におけるシグナル伝達系の関与を示すデータをえた。
特に重要な転写因子を同定し、ChIP-Seqによってゲノム上の結合部位の変化を明らかにし、結合部位近傍の遺伝子群がくも膜から内皮細胞への分化誘導において変動する遺伝子と合致することが確認できた。現在インタラクトーム解析を継続しており、内皮細胞分化におけるクロマチン構造変化の解明を行っている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

くも膜組織は、従来脳血管周囲に存在するが、その生理的病理学的機能に不明の点が多かった。本研究は、健常時くも膜細胞において重要な転写カスケードの解明すること、主要な脳血管障害であるくも膜下出血の血管攣縮期からの回復においてくも膜細胞が果たす役割を明らかにする事、そしてくも膜細胞の内皮細胞への分化における分子機序をあきらかにすること、の3つの成果を得た。くも膜下出血における血管攣縮は、予後を左右する重要な病態であり、これに対する新規治療法の開発が可能になる点で、社会的意義を有する。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Transcription network in cerebral vascular system suggested by epigenetic analysis2017

    • 著者名/発表者名
      WADA H, ISHII N, SEKIHARA Y, OTA S, NAKAKI R, NAKATO R, WADA Y, MATSUNO A
    • 学会等名
      The 26th European Stroke Conference
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2017-07-21   更新日: 2020-03-30  

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