研究課題/領域番号 |
17K19516
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体の構造と機能およびその関連分野
|
研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
箕田 弘喜 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20240757)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
|
キーワード | eGFP / カソードルミネセンス / 電子線誘起光学顕微鏡 / 光学顕微鏡 / カソードルミネッセンス / 蛍光発光 / 顕微鏡 / 電子線照射ダメージ / 緑色蛍光タンパク質 / GFP / 電子顕微鏡 |
研究成果の概要 |
緑色蛍光タンパク質(GFP)を用いた低速電子線励起によって生じるカソードルミネッセンス発光を利用した”光学顕微鏡”の開発を目指してカソードルミネッセンスの電子線照射による影響を調べた。タンパク質は電子線損傷しやすく、電子の照射により容易に破壊されやすいと考えられているが、本実験でテスト試料として用いたeGFPは、分子の中では電子線による破壊に比較的強いとされているルブレンに比べて1桁以上壊れにくいという結果が得られた。また、破壊のし易さは、試料周りの環境によって大きく依存することも分かった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般に、タンパク質は電子線損傷しやすく、電子の照射により容易に破壊されやすいと考えられているが、本実験でテスト試料として用いたeGFPが、分子の中では電子線による破壊に比較的強いとされているルブレンに比べて1桁以上壊れにくいという結果が得られた。また、破壊のし易さは、試料周りの環境によって大きく依存することも分かった。以上のことから、本研究により電子線誘起の光学顕微鏡開発の可能性がさらに高まったと言える。この装置の実現は、従来より格段に高い空間分解能での生命現象観察・研究の道を拓く意味で、今後のこの分野の発展を大きく前進させたと言える。
|