研究課題/領域番号 |
17K19526
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体の構造と機能およびその関連分野
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
平島 正則 神戸大学, 医学研究科, 非常勤講師 (40383757)
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研究分担者 |
若菜 茂晴 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソースセンター, チームリーダー (90192434)
田村 勝 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソース研究センター, チームリーダー (50370119)
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研究協力者 |
劉 歆儀
植田 康司
小笠原 里奈
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | マウス / 胎児 / 遺伝子変異 / 疾患モデル / 解剖学 / 発生・分化 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
本研究では、ヒト胎児疾患モデルマウスを効率的に作製する新しい系を確立して、浮腫をきたした胎仔のスクリーニングを行い、その原因となっている病態と責任遺伝子変異を明らかにすることを目的とした。スクリーニングで得られた胎仔から線維芽細胞・iPS細胞を樹立して、マウス個体を作出することに成功した。これまでに1000以上の胎仔を解析して、浮腫をきたす21個体と眼球が欠失している4個体を得た。これらの解析を継続することで、胎児浮腫に関する診断や疾患リスクの予測などが可能になると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果は、胎児疾患モデルマウスを用いて周産期・小児医療における病態制御法の開発や、成体におけるリスクを明らかにして早期診断や先制医療の開発に繋げる基礎研究の基盤になる。ヒト妊娠中の超音波検査が普及して様々な子宮内症例が発見され、原因や予後が未解明のものが妊婦に不安をもたらしており、社会問題としてしばしばメディアでも報じられている。胎児の浮腫はその一つであり、マウスモデルで網羅的に解析する意義は大きい。
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