研究課題/領域番号 |
17K19530
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体の構造と機能およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
杉山 大介 九州大学, 先端融合医療創成センター, 教授 (00426652)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 造血ニッチ / 発生 / 胎生期 / 造血 / 造血幹細胞 / 胎生期造血細胞 / ニッチ / 筋肉 / 肥満細胞 / 胎仔筋組織 |
研究成果の概要 |
造血幹・前駆細胞(HSPC)は、胎仔肝臓・脾臓で増殖した後、出生前に骨髄へ移動し、成体の骨髄造血を開始すると考えられてきたが、申請者らは免疫組織学的観察により、胎仔において骨髄造血開始前にc-Kit(+)HSPCが筋組織に集積することを発見した。胎齢16.5日目の胎仔肝臓および大腿筋組織よりc-Kit(+)造血幹・前駆細胞を、各々10,000細胞Flow cytometry法で純化・採取した。マイクロアレイ法で解析し、Z scoreを指標として、細胞表面に発現するレセプターである2つ因子、X・Yを抽出し、解析を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
申請者が知りうる限り、胎仔筋組織の造血細胞に関する報告は無く、これまで注目されて来なかった細胞に注目する点において、本研究課題は挑戦的である。また、本研究成果により新規造血細胞制御因子が同定出来れば、学術的価値のみならず、画期的新薬創出へ波及することが期待される。さらに、胎仔筋組織ニッチ制御機構の解明に至れば、今後の造血ニッチ研究に大きく貢献が可能であると考えられる。
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