研究課題
挑戦的研究(萌芽)
内在性レトロウイルスの活性化は、核酸特異的Toll-like receptor (TLR)によって制御されていることが明らかになりつつある。本研究では、内在性レトロウイルスの活性化とそれに対するTLR7の応答について解析した。結果として、一つの遺伝子を欠損させるとTLR7の応答性が高くなることを見出した。その遺伝子を欠損した細胞における内在性レトロウイルスの発現を検討したところ、亢進していることが明らかとなった。今後、この細胞において、TLR7を活性化する内在性ウイルスについての解析を進める。
内在性レトロウイルスは、ゲノムにコードされているにも関わらず、外来性のウイルスと同じように核酸特異的Toll様受容体(Toll-like receptor, TLR)に認識されることが分かっている。核酸特異的TLRがないと、内在性レトロウイルスが活性化されてしまう。本研究では、内在性レトロウイルスの制御機構とTLR7の活性化の関係について検討した。本研究の結果は、内在性レトロウイルスの制御機構の解明に貢献しうる。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 4件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 4件、 招待講演 4件)
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